北条氏直、冨田左近将監・津田隼人正に氏政上洛の遅延理由を伝える
条目 老父上洛遅延由、御立腹ニテ、到沼津下向、一昨六日之御紙面、案外候、抑去夏妙音院・一鴎軒下向之刻、截流斎於罷上儀ハ勿論候、併当年者難成候、来春度之間可発足之由、条ゝ雖御理候、不可相叶旨、頻承候、公義ノ事、不及了簡、極 …
条目 老父上洛遅延由、御立腹ニテ、到沼津下向、一昨六日之御紙面、案外候、抑去夏妙音院・一鴎軒下向之刻、截流斎於罷上儀ハ勿論候、併当年者難成候、来春度之間可発足之由、条ゝ雖御理候、不可相叶旨、頻承候、公義ノ事、不及了簡、極 …
伊達政宗に1,000通を超える自筆の書状があったというのは初耳だった。その中から印象的なものをえり抜いて紹介しているのが『伊達政宗の手紙』(佐藤憲一著・洋泉社MC新書)である。 著者は仙台市博物館長だった人物で、政宗 …
今年2月に刊行された『戦国遺文 今川氏編』だけでも「生きている間に出るなんて」と驚いたのだけど、その後出ていた『戦国遺文 房総編』で「東京堂はどこまで行くのか。財布は持ちこたえられるのか」と不安になっていた今年の流れ。 …
(切紙) 芳札祝着候、まつゝゝ相州之儀、数年つゝかなきところに、馬をよせられ、剰小田原之地ことゝゝく放火のよし、前代未聞、申へきやうもこれなき名誉まてにて候、然者、馬をたてられ、此刻あいはたさるへきよし候へとも、各断而異 …
[印分「如律令」] 当手軍勢甲乙人乱暴狼藉之事、堅令停止之訖、若於違犯之輩、可処厳科者也、仍如件、 天文十五[丙午] 六月十五日 長興寺 龍門寺 伝法寺 →「今川義元朱印状」(田原市大久保・長興寺文書) 当方の軍勢・ …
(今川義元花押) 禁制 一 軍勢甲乙人等濫妨狼籍之事 一 寺内山林竹木截取事 一 軍勢寺中陣取并号見物出入之事 右、於背此旨輩者、速可加成敗者也、仍如件、 天文十二年十月十五日 小松原山 東観音寺 →「今川義元禁制」 …
今度三州今橋之城小口取寄之時、了念寺へ可相移之由成下知候之処、不及異儀■前馳合堅固相踏之旨、忠功之至感悦也、今月十■日辰剋、同城外構乗崩之刻、不暁ニ宿城江乗入、自身■粉骨、殊同名親類被官以下蒙疵、頸七討捕之条、各別紙遺感 …
(封紙ウワ書) 「松井左近尉とのへ」 (端書) 「(切封墨引)」 今度甚二郎逆心之儀訴出之旨、忠節之至也、然者松平甚大郎為同心可令奉公也、仍如件、 十二月十一日 義元(花押) 松井左近尉とのへ →愛知県史 資料編10「今 …
今度兄甚二郎構逆心、敵同意之処、為返忠申出之段、甚以神妙也、然者彼跡職知行等之事、如近年甚二郎所務宛行之畢、松井左近尉・山内助左衛門尉忠節同意之間、為同心相拘、可抽忠功者也、仍如件、 天文弐拾年 十二月十一日 治部大輔( …
大樹寺 定 一寺中寺外、為私陣取令停止事 一竹木不可伐取事 一寺中門前殺生禁断事 一門前諸役、如近年免除事 一寺領・祠堂以下、徳政之沙汰不可有之事 右、於背此旨輩者、速可処罪科者也、仍如件、 天文十九年十月十日 ( …