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上杉顕定、大森式部大輔に、上杉定正・今川氏親・伊勢宗瑞との戦闘で、公方が発向したことを武田信虎へ伝えるよう依頼

先刻如啓候治部少輔并今川五郎・伊勢新九郎入道対陣、於軍者、可御心安候、既 公方様御発向之上者、不移時日、自身出陣候様、武田五郎方へ被届可然旨、遅々不可有曲候、巨細長尾右衛門尉可申述候、恐ゝ謹言、 九月廿五日  顕定(花押 …

矢野憲信、雲頂庵に、神奈川上様の進退について五郎殿様の意向を伝え、白井・上様・大殿の間柄は常に隔意があると助言する

就神奈川 上様御進退事、自白井断而被進御文候歟、殊外驚思食、色ゝ被仰越候哉、以斎藤式部入道、条ゝ御意見旨共候、速有御下向、此方御意見之筋目被聞召合、始末無相達様、此度御返事候様ニ、可有御意見候、万一御聊尓御返事候者、五郎 …