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カテゴリー «史観雑感»

北条氏康の母は誰か?

論点  ここでの仮説は、史料検討を経ていない。ひとまず記録として残しておく。後北条氏五代の中で生母が判らないのは伊勢宗瑞と北条氏康のみである。後北条前史に埋もれていた伊勢宗瑞の正体は、近年の研究で徐々に明らかになりつつあ …

徳川家康の父は誰か?

調査立脚点  家康の祖父清康と父広忠は、ともに家臣に暗殺され、その暗殺者を同じ人物(植村新六郎)がその場で斬り殺している。推理小説的に、これはなにか裏がありそう。しかも、清康を暗殺した阿部弥七郎の父親である阿部大蔵は、そ …

我流稗史について

 歴史上の矛盾点に関して、史料に基づく検証を抜いて記述してみる。完全な形ではなく、また伝承や通史も参照しつつ道筋だけ探る。このことにより、仮説構築時の指針を打ち出して史料検証の拠点としていこうと考えている。一先ずは、旧サ …

戦国という時代

 戦国時代は飢饉と略奪が凄まじかった。連続して襲い来る天災と飢饉の中で、生き残るためには無能な指導者を排除するしかなかった。それが下克上の真実の姿だ。  既存の停滞した世上を打破するためにとか、理想的な国家の在りようを探 …