コンテンツにスキップ

カテゴリー «史材»

然而 補記

明智光秀書状写 に「然而」があるが、引用元の『証言 本能寺の変』でこれを逆説としている。当サイトの用語解説然而で、逆接の用法は辞書に見られるのみで掲出文書に見られないことから、その存在に疑義を呈していた。よい機会なので藤 …

『戦国の争乱を生きる』

 NHKライブラリーから出されたこの本は、著者:舘鼻誠がNHKラジオ講座で「戦国争乱の群像」を担当していたことから刊行された、戦国時代の入門書である。  これまで紹介した書籍とは異なり、生の古文書を扱うというよりは、最新 …

北条氏康、白川晴綱に、氏政家督相続の祝いを謝すとともに、上総国の新地の普請完了を伝える

芳翰披閲候、抑就当家督、息氏政直之態蒙仰候、殊太刀一腰、紅燭弐百挺、送給候、遠境与云、芳志此事候、何様御礼自是可申届候、就中、上総向久留里取立新地、普請悉出来之間、近日可納人数候、委曲岩本可申候、恐々謹言、 五月九日 氏 …