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カテゴリー «史材»

我等・我々・彼等・彼者

現代語と異なり、古文書の『我等』は単数の一人称「私」を表わす。 石田三成が「於我等満足此事候」と言った時、満足したのは三成自身のみである。現代語に釣られてついつい「われら=私達」と読みがちになる。 もう1つ「我々」という …

北条氏康、太田次郎左衛門尉・恒岡弾正忠に、太田家中の者が葛西の敵方へ走らぬよう、警戒させる

葛西へ敵動ニ付而、新六郎敵陣へ移由候、家中儀一段無心元候、寄子・加世者事不及申、中間・小者迄相改、葛西へ不紛入様可申付候、若又其地江敵動候者、為始両人悉妻子を孫二郎ニ相渡、中城江入候て、可走廻候、先忠此時候、恐々謹言、 …