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大友義統・義鑑、戸次鑑連に、子息誾千代への譲状を見たことを伝える

至息誾千代譲状之趣、銘々令披見、以袖判申候、殊当城置物等、堅固被申与候次第、乍案中感心候、親類・家中衆被申諌、向後其堺弥静謐之調儀肝要候、猶重々可申候、恐々謹言、
六月十八日
 義統(花押)
 宗麟(朱印)
麟白軒

→北九州戦国史史料集下巻801「大友義統・宗麟連署書状」(大友宗麟資料集・立花文書)

天正3年に比定。

 子息誾千代への譲状の内容、一つ一つ披見し、袖判を記します。特にこの城の備品などを手堅く言及している次第は、思った通りですが感心しました。親類・家中衆が諌言して、今後もこの境界をますます静謐に調整することが大切です。さらに重ねて申しましょう。

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