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北条氏直、木呂子下野守の参陣を賞し、勝利後の恩賞を約す

今度西国衆就出張、早速参陣、殊無二可走廻由、肝要候、本意ニ付而者、於駿甲両国之間、知行可任望候、弥抽忠信尤候、仍如件、

天正十八年[庚寅] 六月廿日

 氏直(花押)

木呂子下野守殿

→小田原市史 小田原北条2 2075「北条氏直判物」(東京都清瀬市 木呂子和宏氏所蔵)同文の岩田河内守宛文書写が小田原編年録にあり。

 この度西国衆が侵攻したことで、早速参陣し、特に無二の活躍をするだろうとのこと、大切です。本意となった際は、駿河国・甲斐国のどちらかで知行は望みの通りとなるでしょう。ますます忠信にぬきんでますように。

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