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武田晴信、冷泉為和に、穴山信友が禁酒した旨を伝える

 猶々、早々光儀可有之候、定而従伊豆守方以使者可申届候、

一両日者不能面談、朝暮御床敷存候許候、仍今日同名伊豆守所江罷越候、■■■■同道申候へ之段頻而申候、殊堅為禁酒之旨■御座候、以之御心易入御所願云々、委曲期面談候、恐々謹言、

卯月四日

 晴信(花押)

謹上 冷泉殿

 人々御中

→武田氏研究50号 戦国遺文武田氏編 補遺10「武田晴信書状」(京都府・冷泉家時雨亭文庫所蔵「天文年間今川家中歌合」紙背文書)

天文16年に比定。

 なおなお、早々にご来臨いただけますように。きっと伊豆守より使者をもって申し届けるでしょう。
 一両日は面談がかなわず、朝晩に床しく思っております。さて今日一族の伊豆守のところへ行きました。どうしても同行したいとしきりに申します。特に堅く禁酒すると誓っていますので、ご安心の上御所にお入り願いたいなどと。詳しくはお会いした際に。

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