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北条氏政、間宮彦次郎が薩埵山で活躍したことを賞す

今廿八日、於薩埵山敵置伏兵、玉縄衆尺木剪追上候処、其方抽而被走廻、追崩、敵数多討捕候、誠高名之至感悦候、弥可竭粉骨状如件、

永禄十二年[己巳] 二月廿八日

 氏政判

間宮彦次郎殿

→戦国遺文 今川氏編2295「北条氏政感状写」(国立公文書館所蔵記録御用所本古文書九)

 今日28日、薩埵山において敵が伏兵を置き、玉縄衆が尺木を切って追い上げましたところ、あなたがぬきんでて活躍なさって追い崩し、敵多数を討ち取りました。本当に高名の至りで感悦です。ますます粉骨を尽くすように。

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