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北条氏政、佐竹中務大輔に、同義重と白川氏との和睦のため、執り成しを求める

向白川御出馬之由、其聞候■無御心元旨、義重へ以使申届間、可然様御指南、可為本望候、就中白川之儀、不一代申通之条、同者一和之儀所希候、於御馳走者可為本懐候、猶源三可申候、恐ゝ謹言、

二月十二日

 氏政(花押)

佐竹中務太輔殿

→小田原市史 資料編1143「北条氏政書状写」(諸家文書)

花押形より天正2~4年頃に比定。

白川へ向かってご出馬とのこと、それを聞きまして、お心元ないという旨を義重へ使者を出して申し届けましたので、しかるべきようにご指導いただくのが本望です。とりわけ白川のことは、一代だけではない交流がありますから、同じく一和となること強く望んでいます。ご奔走いただけますと本懐です。さらに源三が申すでしょう。

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