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武家と商家の関連について、手が空く限り調べてみたのだが、そのテーマでの一般書は見当たらなかった。『日本商人の源流』という古い書籍では、中世の大規模なキャラバンには多数の護衛が従属していたと紹介している。この辺りから、武家はむしろ伝馬・問屋に近しい位置なのかと方向修正を試みていたりする。森林資源の切り出しや流通路の整備についての武家文書はかなり多いように見えるので、ここを切り口に、気長に今後も考えていこうと思う。

などと言いつつ、近頃は『杉山城問題』と呼ばれる論叢に興味を惹かれてもいた。こちらは拙いながら少し見解をまとめることに成功したので、史料を提示してから検討してみようと思う。とはいえ、縄張り論やフィールドワークなどは無理だし、遺物の年代測定についても詳しくないので、あくまで今回引用された「椙山之陣」について掘り下げていく内容になると思われる。

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