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北条氏直、一宮氏に、甲信への長陣の労をねぎらう

帰陣以来者無音之間、及一翰候、抑今度向信甲出張候処、■■在陣苦労之至候、仍樒柑■合進候、恐ゝ謹言、

十一月廿二日

 氏直(花押)

一宮殿

→戦国遺文 後北条氏編2448「北条氏直書状」(大坪文書)

天正10年に比定。

 帰陣以来ご連絡しませんでしたので、書状に及びます。そもそもこの度信濃国・甲斐国に向けて出撃したところ、(長々?)在陣されご苦労の至りです。蜜柑■合を差し上げます。

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