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後北条氏、北条氏繁に、上総一宮への救援物資搬入を指示する

一宮正木藤太郎逼迫候間、合力候、今廿三日より四・五・六、四日之間ニ、兵粮支度出来次第、百四十俵一宮へ遣、正木代自旗本之検使両人之請取状を、可被取候、仍如件、

追而彼兵粮、用ニ立様ニ可被申付候、

八月廿三日[虎印]

左衛門大夫殿

→戦国遺文 後北条氏編 1800「北条家朱印状写」(伊藤賢之丞氏所蔵文書)

天正3年に比定。

 一宮の正木藤太郎が逼迫していますので、助力します。今23日より24・25・26の4日の間に、兵糧の準備が出来次第、140俵を一宮へ送り、正木の代理と旗本よりの検使、両人の受取状を取って下さい。
 追記:あの兵糧は役に立てるようにと、申し付けられました。

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