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北条氏政、金子左衛門大夫・山角紀伊守に、某所(川越?)を油断なく守備させる

足軽衆中者人数不足之由、度ゝ雖及聞、とよもか為私公候間、不届者有間敷候、皮或之定番ニ者片時之間も不散、境目敵近リ候間、不可有油断候、加勢蕪木刑部太輔指遣候間、弥遣念可被入精候也、

永禄元年十一月二日

氏政判

金子左衛門大夫殿

山角紀伊守殿

→小田原市史 通史編 原始 古代 中世 別冊 小田原北条氏五代発給文書補遺 「北条氏政書状写」(水月古簡三)

 足軽衆が員数不足だと度々聞き及んでいる。とはいえ、『とよもか』私と公をなすので、不届きがあってはならない。『皮或』(川越?)の定番には片時も隙があってはならない。境目で敵が近寄ってきていますから、油断しないように。加勢に蕪木刑部大輔を派遣しますから、ますます念を入れて精を出すように。

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