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北条氏康、正木弥五郎・同源七郎に、常陸国大嶋台における戦勝を報ず

去五日[未刻]、於常州大嶋台遂一戦、得勝利、敵千余人討捕候、不思議之仕合、満足大慶、可為御同意候与令推察候、不慮之合戦故、惣手者不合候、遠山・太田美濃守・結城衆以三手切勝候、恐々謹言、

卯月八日

正木弥五郎殿

同 源七郎殿

→小田原市史 資料編 小田原北条1「北条氏康書状写」(静嘉堂本集古文書リ)

1556(弘治2)年に比定。

 去る5日未刻、常陸国大嶋台において一戦を遂げ、勝利を得、敵1,000余名を討ち取りました。奇妙な巡り合わせで、満足し大喜びしています。ご同意なさるだろうと推察していました。不意の合戦だったので、総兵力は投入できず、遠山・太田美濃守・結城衆で3方面を切り勝ちました。

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