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北条氏邦、大森越前守と長谷部兵庫助に、御前田村の再興を指示

御前田、自来戊辰歳、六年荒野ニ被定間、地下人等相集、如前ゝ有之而、田畠可令開発、宿中之義、諸役人不入ニ被仰付候、不可有横合者也、仍如件、

丁卯

霜月朔日

(翕邦把福朱印)

三山 奉之

大森越前守殿

長谷部兵庫助

→戦国遺文 後北条氏編「北条氏邦朱印状」(町田愛二氏所蔵長谷部文書)

1567(永禄10)年に比定。

 御前田は来る戊辰年より6年間荒野となるので、一般庶民たちを集めて、以前のように田畠を開発するように。宿中のことは、諸々の役人に対して不入としてお定めいただいている。横合いからの異議は認めない。

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