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後奈良天皇、今川氏と織田氏の和睦を提案する

「御局御奉書」
「仰 天文十■■ ■」

するかとおはりとくわほくのこと、たいけんちやうらうへちよくしよつかハされ候、さおひなき事にて候ハゝよろこひおほしめし候へく候、御しゆりの事なとも、おほせいたされ候へきにて候つる、とりミたしのおりふしにて候ほとに、時分をはからい申候ハんするよし、太けん申され候つる、いまのおりふしなとおほせいたされ候てしかるへく候ハんするや、いつれもよく御心え候て、つたへられ候へく候よし申とて候、かしく

「封 四つし大納言とのへ」

→豊明市史 「後奈良天皇女房奉書」(臨済寺文書)

1550(天文19)年に比定。

 駿河国と尾張国との和睦のこと。太原長老へ勅書を遣わされました。相違ないようにされましたら、お喜びになられるでしょう。御所修理のことなども仰せになるべきですが、取り乱している折なので、時機を見て取り計らいましょうと太原も言っておりました。現在の状況を仰せになり、然るべく行なうよう、各位よく心得るよう伝えるようにとのことです。

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