コンテンツにスキップ

武田晴信、長井隼人に戦況を知らせ、快川和尚の道中保全を依頼する

先日者、陣中へ飛脚祝着候、仍越後衆敗北之已後、至上刕出馬、如存覃行帰府、別而入魂候条、定而可為大慶候、随而崇福寺快川和尚、為恵林入院、當国へ来臨候、路次中傳馬以下馳走、偏ニ憑入存候、恐々謹言、

十月四日

信玄(花押)

長井隼人殿

→岐阜県史「武田信玄書状」(崇福寺文書)

 先日は陣中へ飛脚を戴き祝着に思います。越後衆が敗北した後、上野国に出馬してご存知のように手立てを講じて甲府へ戻ります。特別の昵懇なので、きっと大慶となることでしょう。従って、崇福寺の快川和尚が恵林院へ入られてこの国へ来臨します。道中の伝馬など奔走をひとえにお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です