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吉良氏朝、江戸彦九郎の知行を不入とし活躍を期待する

知行方之儀、如先代為不入進候、於公私之内も別而頼母敷思召候間、可被守立事、専一候、我ゝ若輩ニ候之間、如此候、粉骨尽就走廻者、弥ゝ可引立候、為後日仍如件、

永禄四 辛酉 年

二月吉日

氏朝(花押)

江戸彦五郎殿

→-戦国遺文 後北条氏編「吉良氏朝書状写」(江戸文書)

 知行のことは、先代のように不入とします。公私にわたり頼もしく思っていますので、守り立てて下さるのが専一です。私は若輩なのでこのようになっています。粉骨を尽くして活躍すれば、いよいよ引き立てましょう。後日のために文書にしました。

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