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北条氏照、加藤駿河守に敵の動向を伝える

■■通候、令啓候、仍敵中筋江相働、号当麻■陣取候、兼日如被仰合候、甲府御加勢、早ゝ千喜良口へ被引出可給候、為其信玄江も以書状、■■候、御稼憑入存候、定自氏康委細可被申越候、恐々謹言、
三月三日
大石源三
氏照(花押)
加藤駿河守殿 御宿所

→戦国遺文 後北条氏編670「北条氏照書状」(加藤文書)

 (欠字)書状をお送りします。敵が中筋へ侵攻し、当麻という場所に陣取りました。日頃申し合わせているように、甲府からの援軍を早急に千喜良口(津久井?)へ出して下さい。信玄(武田晴信)へも書状をもって(欠字)。戦功をお頼み申し上げます。きっと氏康から詳しい連絡があるでしょう。

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