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北条氏康・氏政、小倉内蔵介の功績を称え太刀と所領を進呈する

為駿府御加勢、旧冬以来至当夏河越籠城、昼夜辛労、被尽粉骨候、殊更度々馳逢、軽身命被走廻候、氏真へ具可申披候、仍太刀一腰景光作、并河越庄内網代郷進之候、恐々謹言、

永禄四年

四月八日

氏政御判

氏康御判

小倉内蔵助殿

→神奈川県史 資料編3「北条氏康・同氏政連署書状写」

 駿府からの援軍として、前の冬よりこの夏に至るまで川越に籠城し、昼夜にわたりご苦労され粉骨を尽くしました。特に度々出撃して身命を軽んじて奔走してくれました。氏真に詳しく報告いたします。このことにより景光作の太刀を一腰と川越庄の網代郷を進呈します。

甲府市史に以下の記述あり。「この小倉内蔵助は甲府の枡細工職人と同族であって、甲府の小倉文書の中に同人宛の元亀二年正月の北条氏政感状写も残っている」

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