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後北条氏、峯上尾崎曲輪衆に兵糧の支給を報告する

峯上尾崎曲輪下小屋衆廿二人之内、二ヶ月分兵粮廿俵十二升、此内拾俵六升、只今出之候、残而十俵六升、来三月中旬ニ可出之候、当意致堪忍、可走廻候、猶致忠節ニ付而者、始末共ニ給恩重而可相定者也、仍如件、

二月廿七日

尾崎曲輪根小屋

廿二人衆

■原玄蕃助

→神奈川県史 「北条家朱印状」(鳥海文書)

 峯上尾崎曲輪下の小屋衆22人用の兵糧2ヶ月分で20俵12升で、このうち10俵6升は現在支給します。残りの10俵6升は来る3月中旬に支給するでしょう。この意を受けて努力し奔走して下さい。更に忠節を示した者は『始末』ともに恩賞を重ねて下すでしょう。

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