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北条氏政、垪和伊予守が興国寺城を死守した戦功を褒める

今度興国寺へ敵忍入、数百人本城江取入候之処、其方自身打太刀、敵於仕庭五拾余人被討捕、城内堅固、前代未聞之仕合、戦功無比類、誠感入計候、此度本意之上、進退可引立候、仍刀一秋広、久所持之間、進之候状如件、

元亀二年 辛未

正月十二日

氏政(花押)

垪和伊予守殿

→神奈川県史「北条氏政感状写」(垪和氏古文書)

 この度興国寺城へ敵が忍び込み、数百人が本城に突入したところ、あなたは自身が白兵戦を行ない、敵を50人以上討ち取り、城内を堅固に守りました。前代未聞の戦いで、戦功は比類がありません。本当に感じ入るばかりです。本意の上は、処遇を引き上げます。よって久しく所持していた秋広の太刀を1腰進呈します。

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