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北条氏康、大藤式部少輔の戦功を褒める

於今度海老ヶ嶋、一戦之最前越切所、尽粉骨走廻由感悦候、自今以後、弥可抽忠義事肝要候、謹言、

五月十三日

氏康(花押)

大藤式部少輔殿

→神奈川県史「北条氏康書状」(大藤文書)

 この度の海老ヶ嶋にて、一戦の最前で切所を取り、粉骨を尽くして奔走したとのこと、感悦しています。今より以後、よいよ忠義にぬきんでることが肝要です。

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