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今川義元、紀伊国熊野新宮に分国中の門別勧進を認める

(今川義元花押)

分国中門別勧進之事

右、只今之事者、参州出軍之条、於静謐之上、発起次第可被勧之旨領掌了、仍如件、

弘治二年

二月廿九日

熊野新宮庵主

→静岡県史資料編7 「今川義元判物」(梅本文書)

 分国中で門別での勧進を行なうことについて。右は、現在三河国に軍を出しているので、それが鎮まったところで、発起してこれを勧めることを了承する。

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