(封紙ウハ書)「真田源三郎殿」
来書披見候、然者、なくるミの事得其意候、左候へ者、其許之様子京都之両使被存候間、則彼両人迄其方使者差上候、定而披露可被申候、将又菱喰十到来、令悦喜候、猶榊原式部太輔可申候也、
十一月十日
家康(花押)
真田源三郎殿
→群馬県史 「徳川家康書状」(長野県真田家文書)
1589(天正17)年に比定。
書状拝見しました。ということで、名胡桃のことはその意を把握しました。そういうことなら、あなたの状況は京都の両使者も知っていますので、すぐ両人にあなたの使者を送ります。きっと披露してくれるでしょう。そしてまたヒシクイ10羽が来ました。嬉しいことです。さらに榊原式部大輔が申し上げるでしょう。